[294]  火炎茸
05/13 00:57
神威の朝はイ級狩りから始まる。

以下茶番。

幌筵奪還後、火炎茸、坂本、カルタの3人で作戦会議が行われた。幌筵艦隊は占守島への逆上陸作戦、大湊艦隊は大ホッケ海の調査を行うこととなった。

帰還するカルタ提督を見送った後、火炎茸と坂本はそのまま波止場で議論した。
「元帥殿、先程報告があったがやはり深海の援軍は大ホッケ海から来ているようだ」
「そうか。ふむ、少し思うことがある」
「何だ?」
「以前、深海棲艦は1度浮上したら深海に戻れなくなるのでは、と言ったろう?あくまで仮説だが、それを前提に今回の連中がハワイのある太平洋から来たとすると、深海を通って幌筵島を通過、大ホッケ海で浮上してまた太平洋側に来たことになる」
「回りくどいな。それなら太平洋で浮上すればいい」
「そうだろ?しかし連中が大ホッケ海で"発生した"と仮定すれば」
「そうか、それならつじつまが合う。つまり大ホッケ海に深海を発生させる何かが」
「あぁ、何かがあるはずだ」


その後、坂本少将が航空基地に戻り逆上陸作戦開始。
その作戦の最中、海の向こうにあるオラーシャ帝国から客人が訪れ、時雨が対応した。長く美しい銀髪の女性である。
「初めまして。坂本隊長が勤務していると聞いたのですが」
「坂本少将のこと?・・・・あ!もしかしてストライクウィッチーズの」
「はい。私はアレクサンドラ・ウラジミーロヴナ・リトヴャク。サーニャと呼んでください」
「よろしくお願いたします。それで、何故危険な海を越えてまでここまで?」
「情報の提供です。オラーシャに正体不明の兵器が現れ、軍港が大きな被害を受けました。それから大ホッケ海に深海棲艦の大部隊が現れたのです」
「その兵器は深海棲艦と関わりがあるのかい?」
「可能性はあります。これが写真、小さな赤い戦闘機のようですが、これが人型に変型したそうです」
「変型?未知の技術が使われてるのか?」
「それと、この兵器からの通信を傍受したものです」
サーニャは音声テープを再生した。

『力を・・・・た者、秩序を乱す・・・・プロ・・・・は不要だ』

時雨は驚いた。
「この声、大淀が聞いた通信と同じだ!」

イイネ!
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