[326]  火炎茸
05/30 00:53
茶番続き。
ACガシャットからVOBを出して逃げる案もあったが、あれはコジマをばらまくので止めた。主任提督のとこは使ってたけど。


夕立が呟く。
「でも残念ぽい。オラーシャ艦だって戦いたかったはずっぽい」
提督は答える。
「そうだな。上層部は兎も角、平和を取り戻したい艦娘の想いは同じはずだ。しかし過去は変えられない。これから彼女達の分まで私達が背負うしかないんだ。それが我々、北の最果ての艦隊の義務であり、唯一出来る弔いだ」

提督の話が終わり、時雨と夕立は廊下を歩く。
「そういえばキタキツネ達と遊ぶ約束をしてた。行ってみよう」
夕立が俯く。助けを求めたオラーシャ艦娘の顔を思い出し、涙が落ちた。
「時雨、やっぱり悲しいよ。友達になれたかも知れないのに」
「夕立・・・・」
その時、謎の少女セナがやって来た。
「あ、時雨いた!って何かあったの?」
「えっと、実は」

時雨は機密に触れない程度に事情を話した。
「フレンズになりたくてもなれなかったのね。辛いのはわかるわ」
「フレンズ?」
時雨が聞く。
「うん。私とキタキツネと時雨はフレンズ。マミとメイドもね。でも私は最初、神社で一人ぼっちで淋しかった。だから目の前でフレンズがいなくなったら、とても悲しいのは解る」
セナは夕立に近付くと、抱き締めた。
「辛いことは吐き出そう。夕立も今日から私のフレンズだから」
「う、うわーん!」
夕立は泣き出した。時雨も夕立の頭を撫でる。
「セナ、とりあえず部屋に連れていこうか」
「そうね。時雨はキタキツネの相手をしてて」

イイネ!(1)
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