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火炎茸
09/10 13:12
こんにちは。
今は次の秋刀魚とランカーのために充電中であります。
>>とおりすがりさん
そういえばその二人は見てないですね。他にレアといえば嵐君はEー7にいました。
貼りは、大和さん。以下茶番。イベント終了までに終わりそうにないぜ。
ロンドン郊外、ヘルシング本部へ赴いた一行。
時雨(藤丸)と浜風(マシュ)は執事のウォルターと共に、聖杯を保管してある地下へ案内された。
薄暗い階段を降り扉を開くと、石造りの殺風景な空間があった。そこに居たのはイスに座る黒ずくめの男。その隣のテーブルには金属の杯が置かれていた。
「本当に聖杯があった」
時雨が歩こうとしたが、浜風が止めた。
「先輩!気を付けてください!隣にいるあの男は吸血鬼です!」
黒ずくめの男(cv中田譲治)が言う。
「ほう、お前達が異世界から来た者達か。私はアーカード、ヘルシングの切り札だ。インテグラから話は聞いている。聖杯を好きに見るがいい」
時雨達はゆっくりと近付き、浜風が聖杯を手に取る。
「ダ・ヴィンチちゃん、これはレフの聖杯ですか?」
通信の向こうでダ・ヴィンチが言う。
『うーん、これは私達の求める聖杯ではないね。というか、聖杯じゃない気がする』
「え?」
『聖杯にそっくり、機能も同じ、でも微妙に違うね。聖杯に擬装した別のものだ。贋作と言うべきか』
「成る程、贋作か」
アーカードが言う。
「私の目にも、そいつは神聖なるものには見えない。こいつは沈没した客船から引き上げられたものだ。しかし、過去に何度か調査した時、そんなものは発見されなかったそうだ。それは突然この世界に現れたのだ。お前達はどう見る?」
同じ頃、海路を切り開く艦娘達はサーヴァントの船と遭遇していた。
対潜遊撃部隊。潮と朝潮が古い帆船に砲撃する。
「駄目ですぅ。効いてません」
「五十鈴隊長、どうすれば」
旗艦五十鈴は前に出る。
「あれは魔術の力で守られてるらしいわ。だから載ってるサーヴァントを倒せば。ちょっと行ってみる」
五十鈴は錨を帆船に引っ掛け飛び乗った。目の前に二本の斧を持った大男が現れる。
「こ、ろ、す!」
大男が斧を降り下ろす。五十鈴は横に転がって回避。
「きゃ!予想はしてたけどいきなりなんて」
大男は白い髪と髭に仮面を付けていた。頭には二本の角が生えている。
「あれってミノタウロス?」
大男はバーサーカークラスのサーヴァント、アステリオス。またの名をミノタウロスである。アステリオスが再び斧を振るう。五十鈴は飛び込んで回避。14mm単装砲を正確に顔面へ撃つ。
「うがああああ!」
仮面が割れ、素顔が見えてもなお暴れるアステリオス。
「凄まじいパワーだけど動きは単純ね。良く見て動けば勝てる!」
五十鈴は冷静に分析。かわして撃つヒット&アウェイに徹し、アステリオスを周囲から砲撃する。
「これで止め!」
アステリオスの胸部へ連撃を当てる。
「うぅ・・・」
アステリオスは胸から出血し、膝を着いた。
「ハァ、ハァ、やったの?」
「おれは・・・にん・・・げんに・・・」
アステリオスは光の中に消えた。同時に帆船が消え始め、五十鈴は海へ飛び降りた。
イイネ!
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