[423]
火炎茸
09/10 13:19
>>422
広島では一昨日の金曜から18日まで、オクトーバーフェストが開催されます。
今日は胸の谷間が見え見えのティアンドルお姉さんがいました(*´ω`*)
貼りはプリンツ。以下剣客茶番。
南方港湾攻撃部隊、港湾夏姫の撃破後、やはり帆船が現れた。
「!・・・あれは」
大和は何かを感じ、単身帆船に飛び乗った。そこに居たのは長髪の侍であった。
(人ではない!)
大和は直感で判断し、侍へ主砲全門を発射。しかし侍は大和の左へ移動。刀を降り下ろす。
「くっ!」
大和は咄嗟に回避。だが左の主砲が切り落とされた。大和は自ら右の主砲をパージ。艤装に仕込んだ刀を抜いた。
「拙者の一撃をかわすか。御主出来る」
侍の刀は通常の物より刀身が長い。大和は気付いた。
「それは物干し竿!貴方、もしかして佐々木小次郎ですか?」
「左様。拙者はアサシンのサーヴァント、佐々木小次郎でごさる。御主も剣に覚えがあるなら、いざ尋常に勝負!」
二人は刀を構え、ゆっくりと距離を詰める。先手は小次郎、刀を立てて飛び込み、袈裟懸けに斬る。大和は下段から刀を左へ向け、振り上げて小次郎の剣をいなす。
「はぁっ!」
大和はそのまま上段の構え、刀を縦一文字に降り下ろす。小次郎は大和と同様に、降ろした刀を振り上げていなす。二人は距離を開け、互いを分析した。
(小次郎さんの物干し竿、やはり間合いが長いですね。そして速い!)
大和は先手が取れずにいた。自分の間合いに入れないため、どうしても後手に回るのだ。
(あの娘、見た目とは裏腹に一撃が重い)
小次郎は手に痺れを感じていた。何度も受け流せるとは限らない。
(恐らく、次の一手で決まるであろうな。しかし娘は間合いに入れぬ。さぁ、どう出る?)
大和は刀を腰の鞘に入れ、左足を軽く引く。
(成る程、居合いか。敢えて先手を取らず、後手から飛び込む算段か。しかし)
小次郎には勝算があった。必殺の燕返しである。
(一撃を抜刀でかわそうとも、二撃、三撃はかわせまい。だが娘は拙者のことを知っておった。それを承知の上か、あるいは)
小次郎は構え、先手を打つ。
一方、大和は体内の機関を最大出力で回し、動力を全て発電機に送っていた。その電気は全て刀の鞘へ送られ稲妻が走る。
(小次郎さんに速さでは敵わない。でも瞬間速度だけなら!)
「磁装、蒐窮<エンチャント・エンディング>。吉野御流合戦礼法迅雷ヶ崩し」
大和の家に伝わる古の剣術、それに艦娘の体質を合わせた奥義の構えが整っていた。
「秘剣、燕返し!」
小次郎の放つ三連続の剣撃、多次元屈折現象により"全く同時に"襲いかかる。
「電磁抜刀 ー 禍<レールガン・マガツ>!」
大和の鞘はコイルと化し、磁力の反発力で抜刀を最大限まで加速させる。
大和の電磁抜刀により、帆船のマストが切断、崩れ落ちる。同時に小次郎も膝を崩した。腹部から出血、手にした物干し竿は粉々に折れていた。
「まさか、三撃の刀を全て叩き斬るとはな、見事」
大和の抜刀はほんの一瞬だけ小次郎の速さを超えた。そして多次元屈折現象により、3本に増えた物干し竿を大和は一撃で破壊した。全てを掛けた一撃で、物干し竿も小次郎もマストも全てまとめて斬ったのだ。
「くっ」
大和はふらついた。負傷はないが、限界を超えた速度は自身にかなりの負担をかけた。
「御主もまた小鳥の皮を被った獅子か」
小次郎が話す。
「行け、拙者の消滅と同時に、この船は崩れるであろう」
大和は艤装を装着、そして小次郎に礼をした。
「小次郎さん、手合わせありがとうございました」
「礼には及ばん。御主は英雄の素質があると見た。もし死後、御主が英霊の座に導かれたならば、再び手合わせ願おう」
小次郎はそう言い残し光へと消えた。
イイネ!
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