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火炎茸
11/18 06:38
おはようございます。
時雨とミッチもグラ変わりましたね。この土日は地元に戻るので様子見ですね。
貼りは龍鳳、以下茶番
提督は一時幌筵島を離れ、榛名と摩耶を護衛に瀬戸内海へ向かった。
「さて、二人は艦娘の民間雇用について知っているか?」
「話には聞いたことがあります」
「アタシも聞いた程度だ」
「では一応説明しておこう。深海棲艦の拠点が次々と見つかり、我々の遠くへの出撃が多くなった反面、近海の守りは手薄になる可能性がある。そこで条件付きではあるが、艦娘による近海の警備を民間でも行える制度が出来ているのだ」
「民間に戦力を持たせて大丈夫なのですか?」
「民間が雇える艦娘は駆逐艦の一部だけだ。初春型以降の駆逐艦は適応外となっている。そしてこの制度、最初は財閥企業が自社の輸送を護衛するために利用することが多かったのだが、今では艦娘による護衛を専門とした、傭兵のようなビジネスを確立した企業もいくつかある。今から行くのはその一つだ」
提督達が到着したのは尾道市の因島。榛名はファイルを確認する。
「名前は『鉄華団』ですか。ここで合っています」
「よし、仕事の依頼が主目的だが、規則違反がないかも確認するぞ」
3人は鉄華団の経営者オルガ・イツカと対面した。
「俺らに任せたいという仕事は輸送と護衛か」
「そうだ。激戦が予想されるため、確実な物資輸送を実施したい。詳しい経路や港は開かせないが、東京南方の六軒島からフィリピン方面への輸送になる。重要作戦のため報酬も弾もう」
「わかった。それとうちの艦娘を見たいんだったな。ビスケット、昭弘を呼んできてくれ」
提督達は筋肉ムキムキの男、昭弘・アルトランドに案内され、艦娘と対面した。
「今いるのは俺が率いる筋肉隊のメンバー、暁型駆逐艦の四人だ。もう1つの流星隊は睦月型だが今は任務で出撃している」
「筋肉隊・・・・」
榛名は筋肉隊というパワーワードに呆気に取られた。提督は暁に話しかける。
「はじめまして。私は海軍の火炎茸提督だ。ここの生活はどんな感じだ?キツいか?」
「はじめまして。暁よ。ここの仕事はキツいけどやりがいはあるわ。団長さんはあまり来てくれないけど、そこの昭弘さんが良くしてくれてるし」
提督は昭弘を見た。昭弘は頬を赤くして目を反らした。摩耶は雷に話しかけてみた。
「おい、ここの男達はセクハラしてくるか?」
「セクハラ?全員ないわ。むしろ団長さんなら頼ってくれていいのに。貴女のところは?」
「・・・・たまに」
「おい待て」
提督が突っ込む。
「貴方達ね。海軍から来た人達は」
そこに現れたのは紫の髪の少女だった。
「私はエレナ・ブラヴァツキー。最近鉄華団に入った専属アドバイザーよ」
「エレナ?」
「こう見えても天才なんだから。それで、そちらの艦娘さんとお話がしたいのだけど」
提督が答える。
「申し訳ないが、私達は視察の途中なので」
「それなら私達の輸送船『キツネビ』を見てみない?ほらラフラ、案内してあげて」
「はいはーい。こっちよ」
「おい、ちょ」
金髪の少女、ラフタ・アルトランドが提督と腕を組み強引に連れていった。
「俺も行こうか?」
「昭弘はそこで待ってて」
イイネ!
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