[50]  火炎茸
11/27 21:09
続いて最終決戦の茶番。例のGは2014年ギャレス版に近い設定。


ビキニ環礁沖、遂にシャングリラとの決戦の時が来た。長門が敵旗艦、深海海月姫を睨む。
「間違いない。あれがサラトガだ」
同時に、時雨がパニックに陥った。
「アイエエエ!コキ=サン!コキ=サン何デエエエ!?」
「時雨さん、落ち着いてください!」
「おぶっ!」
潮がビンタで目を覚まさせる。

その時、空から基地航空隊とそれを率いる黒い零戦が飛来した。黒い零戦はグラハム・エーカー指揮官専用機のフラッグゼロだ。
『こちらグラハム・エーカー。ソルブレイブス隊、ハービンジャーズ隊、援護を開始する』
航空隊からの雷撃の後、長門率いる艦隊の砲撃が始まった。すぐに長門が違和感に気付いた。
(何だ?いつもより火力が高い?)

太陽が水面に沈み、夜戦に突入。長門は思った。
(相手は海月姫1人だが、奴の装甲は極めて硬い。護衛艦隊の火力で通じるのか?)
援護艦隊旗艦、酒匂を見ると、彼女の足が青白く光っていた。
「ぴゃあ!何か力が沸いてくる!」
(まさか!酒匂にも同じ、いやそれ以上の現象が?)
酒匂は海月姫に突撃。ヴォン、ヴォンという低い音を放ちながら青白い光が腿、腰、胴、右腕、そして右手に構えた連装砲へ伝わる。海月姫に最大接近、主砲を構えた瞬間。
「ぴゃああああああ!」
主砲から青白い焔が放たれた。
「ギャアアアア!!」
海月姫が焔に包まれ炎上する。
「何あれ!?」
「すげぇ」
夜戦に備えたプリンツと北上が呆気に取られる。酒匂は右主砲の焔を止め、左主砲から更に火炎放射。海月姫は燃えながら動きを止め、その場に崩れ落ちた。

イイネ!
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