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火炎茸
11/29 23:15
やった!Eー5のボスマス、A勝利で朝風確保!イベント完!
ついでに茶番も続けちゃう。
医務室のベッド、サラトガが目を覚ますと火炎茸提督が付き添っていた。
「気がついたか?」
帰ってきたトニーとペリーヌ、長門も彼女を囲む。
「扶桑人?その格好、提督ですか?」
「あぁ、私は火炎茸提督と」
言いかけたところで、サラトガが抱きついた。
「よかった!私は扶桑皇国に」
「ちょっとーっ!」
ペリーヌが間に入る。
「イチャコラする前にやるべきことがあるのではなくって?」
「What's ! さっきのリベリオン人!」
提督が話に入る。
「彼女はガリア人だぞ」
「え?あ、Sorry! 勘違いでした!」
サラトガが提督から離れて謝る。
「勘違いでしたの?全く、お洋服も汚れてしまうし散々ですわ!」
ペリーヌは長門の服を借りていた。
誤解がとけたところで提督は話を続ける。
「サラトガ、君はリベリオン人が嫌いなのか?」
「リベリオンは嫌いかどうか、よく解りません。ただ信じられないのです。アメリカと同じ、核の力を使おうとしたから」
「核、だと?スターク氏、説明をお願いしたい」
提督が睨むと、トニーは静かに話始めた。
「・・・・そういえば、サラトガが扶桑に向かっていた理由を言っていなかったな。それは彼女がリベリオンを追放されたからだ。
先程リベリオンはビキニ環礁で核実験を行っていないと言ったが、実は核実験自体は内陸で行われている。その名はトリニティ実験。そしてアイオワがハワイ中枢に捕らえられたことで、深海棲艦への対抗策として核兵器を採用する動きが活発になった。お偉いさんは艦娘より核の方が効率が良いと考えた。これは私が知人と協力し、何とか阻止できた。
だが私が新しく作ったサラトガは前世での核実験、クロスロード作戦の記憶を持っており、核兵器を憎悪していた。どういう訳か最高機密であったトリニティ実験のことを知り、これを公に晒してしまったのだ。一般人からの非難を避ける為、軍は核兵器の開発を凍結した。
そして情報を流したサラトガは軍から除籍。解体の話もあったが私が説得し、扶桑皇国に移籍が決まった。扶桑の言葉でいう島流しに当たる扱いとなったのだ」
トニーが説明し終えると、サラトガが泣き出した。
「核兵器が戦争を早く終わらせた。無駄な犠牲を防げた。そんな言葉を信じきって、私自身が撃たれるまで、その怖さを知らなかった!私達のアメリカが、あんな物を人に向けて撃ったなんて!何が自由の国よ!何が世界の正義よ!私は、一体どうすればいいの。どうすれば許されるのよ・・・・」
顔を覆うサラトガ。彼女の肩に手が優しく乗った。
「ナガト・・・・」
「もういい、もういいんだ。責任を感じることも、一人で抱え込むこともない。誰もお前を恨んだりしない」
長門はさらにサラトガを抱き締めた。
「辛かったら私を頼れ。一緒に乗り越えよう」
「ナガト・・・・Thank you」
提督はサラトガから離れ、トニーの肩を叩いた。
「ゴジラの件、別室で話しましょうか」
「そうだな。ペリーヌもどうだ?」
「えぇ、そうですわね」
提督達は長門とサラトガを二人きりにした。
イイネ!(1)
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