[612]  火炎茸
04/24 23:28
こんばんは。
アンケートは佐世保に転属を希望しました。さてどうなるのか?

>>とおりすがりさん
報告ありがとうございます。そうか今年はチーズでしたか。

>>アイザックさん
遂に6年目になりましたね。新イベントはゆるいといいですが。


貼りは激闘そして終結。以下茶番。


翔鶴が瑞鶴の肩を持ち支える。
「瑞鶴、貴女に価値がないなんて、誰も言わないわ」
「そんなこと・・・・提督さんだって」

『私が何だって?』
突如通信が入った。
「提督・・・・さん?」
『瑞鶴、お前は張り合いたがりで時に周りが見えなくなる。だがその程度の欠点は誰にでもある。それ以上に攻めの勢いという長所があるじゃやないか』
「提督さん・・・・」
『空母機動部隊の一翼として頼りにしているぞ。だから瑞鶴、負の記憶、心の闇に飲まれるな!闇を受け入れて、尚且つ輝け!』
「闇を抱いて、光と成る!」
瑞鶴は自力で立ち上がった。鶴棲姫が怯む。
『アイツ、立チ直ッタノカ!?』
「確かに私は前世で囮にされたのかもしれない。でも今は違う!私には翔鶴姉がいる!一航戦も二航戦もいる!私は最後まで諦めない!」
そして瑞鶴の耳に艦載機からの通信が聞こえた。
「指示ヲ求ム。待たせたわね!敵航空隊を撃滅よ!」
瑞鶴航空隊の動きが変わった。鶴棲姫航空隊との戦闘に入る。
「翔鶴航空隊、瑞鶴隊を援護して!」
「一航戦、空母の護衛に回って」
「二航戦!五航戦と別方向から攻撃開始!」
全ての航空隊が行動開始。

旗艦武蔵は状況を把握する。
(流れが変わった。だが日の入りが近い)
厚い雲が僅かに赤く染まる。東を見ると、2つの光が見えた。
「一番星?いや星は雲の下には出ない。あれは何だ?」
提督から通信が入った。
『そろそろ応援が到着するはずだ』

ダナンから発射された2発の弾道ミサイルが戦闘海域に接近する。
『装甲、パージします』
ミサイルが空中で分解。中から艤装を装着した時雨が現れた。時雨は高速で落下しながら鶴棲姫に主砲を撃った。
「何!?グッ!」
砲弾の初速に時雨の落下スピードが加わり、鶴棲姫の装甲を撃ち抜いた。時雨は着水、特殊艤装の槍、ルガーランスを海面に突き刺し減速した。

もうひとつのミサイルも分解、中から浜風、いや、ミスリルで改装した浜風改乙が現れる。
「敵艦載機が多い。でも私なら!」
浜風は空中で対空砲撃、周辺の敵艦載機を全滅させた。パラシュートを開き着水する。
「あれは、先輩!瑞鶴さんの深海棲艦です!」
「うん、僕達であいつの気を引き付けるよ」
「コンノオオオ!」
鶴棲姫が時雨に砲撃。時雨はかわす。浜風が後ろに周り撃つ。
「駆逐艦ノ分際デエエエ!」
鶴棲姫は艦載機を呼び戻す。だが集まったところに一航戦、二航戦の戦闘機が攻撃した。
『時雨さん!下がってください!』
『私達が仕留める!』
翔鶴と瑞鶴が通信。五航戦の爆撃機が鶴棲姫に向かった。時雨と浜風は直ぐに下がる。爆弾の雨が鶴棲姫を襲った。
「ギャアアアアァ!」


夜、鶴棲姫の飛行甲板は爆撃で破壊され、その場で膝をついた。
「マダダ、カエサナイ、カエサナイカラァ!」
艤装から炎と煙が上がる。それでも軋む主砲を時雨に向けた。
(こいつも瑞鶴さんと同じ、艦の座の記憶から生まれた存在。言わば瑞鶴の闇の側面)
時雨は左手に主砲、右手にルガーランスを構えた。
「でやああああ!」
「コンノオオオ!」
時雨が主砲を撃ち突撃。鶴棲姫が三連装砲を砲撃。鶴棲姫の砲は衝撃で壊れた。
「グッ」
鶴棲姫に時雨の砲撃が当たる。時雨は体を反らして回避。ルガーランスを鶴棲姫の胸に突き刺した。
「グハァ!」
ルガーランスの刃が縦に割れ傷口を広げる。刃の内側が帯電する。
「この槍は、装甲の内側に砲弾を撃ち込む電磁砲だ!これで!」
ルガーランスを発射。砲弾は鶴棲姫の心臓部を貫いた。


鶴棲姫が仰向けに倒れた。
「ヤッパリ・・・・ダメカ・・・・マタ・・・・海ノ底ニ」
鶴棲姫の手を時雨が持つ。
「瑞鶴、君は頑張ったよ。よく頑張った」
鶴棲姫は時雨を見た。
「頑張ッタ・・・・ソウダ・・・・私ハ、私は、精一杯・・・・頑張ったんだ」
鶴棲は涙を流しながら笑った。そして沈み、海へ溶けていった。
「そうだ。無駄な戦いなんて無いんだ。僕達は座に記憶された英雄艦なんだから」

イイネ!
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